2011/01/12/
ペットについての豆知識
人気犬種 柴犬
柴犬は、日本古来の犬種であり、先祖は原始時代に南方から渡ってきたとされています。
ところが、日本犬全体が戦前の明治期に入ってきた洋犬との雑種化が進み、絶滅の危機にさらされました。
その後、日本犬を保存するという目的で、貴重な文化財として柴犬を含めた日本犬を保護することが推奨された為、昭和11年12月に柴犬は【天然記念物】に指定されました。
また、実は柴犬には2種類あります。≪近代のたぬき顔の柴犬≫と≪古来の縄文柴といわれるきつね顔の柴犬≫です。
きつね顔の柴犬の特徴は、額から鼻筋にかかる部分が浅く、ほとんど平坦で、面長で細い顔、まさにきつねに似た顔つきをしています。
一方たぬき顔の柴犬は、額から鼻筋にかかる部分が深く、横から見た場合それがはっきり分かる形になっており、頬が張って丸っこい顔をしています。
もう一つの違いは、歯の大きさです。縄文柴はオオカミにちかいためか、たぬき顔よりも若干大きくなっており、野性味をおびています。また体つきでいえば、縄文柴は全身が引き締まっており、すらりとした細身の体をしています。一方たぬき顔の柴犬は、筋肉質のがっしりした体つきをしており、首も太くなっています。
日本の犬≪柴犬≫
柴犬は四季折々の日本の風景と見事に調和しております。事実、海外からきている洋犬よりも、日本の気候・風土に適している為、四季の変化に無理なく対応でき、そのためか健康面でも上部とされ、純血種特有の病衣も特に見られません。柴犬が初心者にも飼いやすい犬種と言われるのもこのためです。とはいうものの、柴犬は一途で頑固なところがあることから、仔犬の頃からキチンとしたしつけをする必要があります。一方で、主人だけをひたすらに慕う忠実なところが、柴犬ファンにはたまらない魅力です。
性格
元来、主人以外の人間にはあまりなつかない傾向のある柴犬ですが、最近では社交的な柴犬も増えてきております。仔犬のころから色々な人や他犬種に慣れさせておくことで、ひとなつっこい、社交性のある柴犬に育てる事が出来ます。また、我慢強い性格と賢さ、家族に対する愛情の深さ、環境に対する順応性の高さ、柴犬はこういった日本人的な良さをすべて兼ね備えた理想的な日本犬といえます。
NoJ-AC1054-01
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□人気犬種 柴犬のかかりやすい病気について
● 0~5歳でかかりやすい病気ランキングと平均治療費
1 位/角膜炎 15,000~20,000円(通院3~4日)
2 位/外耳炎 12,000~18,000円(通院3~4日)
3 位/皮膚炎 20,000~25,000円(通院4~5日)
● 6~15歳でかかりやすい病気ランキングと平均治療費
1 位/皮膚炎 20,000~25,000円(通院4~5日)
2 位/外耳炎 12,000~18,000円(通院3~4日)
3 位/子宮蓄膿症 50,000~150,000円(手術含む)
上記以外にかかりやすい病気として ・・・ 腫瘍/肥満/僧帽弁閉鎖不全(心臓病)/白内障 etc
(日本アニマル倶楽部調べ)
犬に与える食事
食事の回数は成犬で1日1~2回、仔犬の場合は1回に食べられる量が少ないため、1日4回程度に分けて与えます。
また犬は脂肪・タンパク質・炭水化物・ミネラル・ビタミンを食べ物から摂取する事が必要です。
しかし、必要な栄養素の割合や味覚は人間と違います。人間と同じ食事を与えて塩分を取りすぎると、心臓や肝臓に負担がかかり、糖分をとりすぎると肥満の原因になる事があります。
例えばチョコレートを与えると、チョコレートに含まれるアルカロイドの一種であるテオブロミンが原因で嘔吐・下痢・発熱・けいれんの発作を起こす事があります。人間の常備薬やサプリメントを含め、人間用の食品などをむやみに与える事はやめましょう。
★与えてはいけない食品の例
・ネギ類(タマネギ・長ネギ・ニラ・ニンニクなど) ・鶏の骨など ・いか、たこ、貝類
・菓子類~チョコレートなど ・アルコール類 犬の無駄吠えを解決するには
犬が無駄に吠えるのは、何らかの原因があります。まず飼い主が愛情を持って犬と接する時間を多く持ち、食事は規則正しく与えます。
また散歩を毎日して運動不足などによるストレスをためさせないようにしましょう。
それでも解消しない場合には、各地の動物愛護管理センター等で開催されているしつけ教室や民間の犬の訓練所などを利用する方法があります。
<日本アニマル倶楽部株式会社より一言>
犬の寿命は、予防医学の普及・獣医療の進歩・室内飼育・食事の質の向上などにより飛躍的にのびています。人間と同様に、犬も年を重ねて体力が衰えるのは自然なことです。視力・聴力・脚力などさまざまな身体機能が低下し、成人病などの病気にかかるリスクも高くなります。また痴呆の症状が現れることもあります。飼い主は心のゆとりと責任を持って老犬をいたわりましょう。